青葉区美しが丘に次世代郊外まちづくり(※)の情報発信や活動拠点となる「WISE Living Lab(ワイズ リビング ラボ)」(通称/さんかくBASE)が2月1日、一部先行オープンした。住民らが会議などを行うことができる「共創スペース」の貸出利用が始まっている。
同拠点は美しが丘2の23の1、3にあり、東急電鉄(株)が事業者として運営。西棟「エネルギーと暮らしのギャラリー棟」、中央棟「コミュニティと住まいのコンサル棟」、東棟「まちづくりと住まいのギャラリー棟」の3棟で構成されており、今回オープンした共創スペースは中央棟の一部。中央棟の他の機能や西棟、東棟は2017年度以降の開業を予定している。
共創スペースは、住民や行政、企業がディスカッションやセミナー、ワークショップを行うことができるオープンスペース。スペースを貸出すほか、産・学・公・民の連携によるイノベーション創出や地域住民のコミュニティ形成などの取り組みも予定している。
貸出スペースは、42平方メートルの広さで定員30人のスペースが1カ所、9平方メートルで定員4人のスペースが2カ所。現在利用ができる日時は火曜・水曜・土曜の午前10時から午後6時まで。利用料金は1時間あたり500円から1000円で、Wi-Fiの使用料なども含んでいる。ただし、利用日や利用料金は4月以降に利用者のニーズも踏まえ、見直す予定だ。
住民の交流・活動支え
共創スペースの設置で目指しているのは郊外住宅地の歩いて暮らせる生活圏で、暮らしの基盤となる住まいや住民の交流、医療、介護、子育て、教育など様々なまちの機能を密接に結合させていくという考え方「コミュニティ・リビング」の実現。多世代の住民の交流や活動の活発化が狙いだ。
オープン前日には東京大学高齢社会総合研究機構の秋山弘子特任教授を招いて講演会を実施。予定した定員を上回る約100人の地域住民らが集まるなど関心の高さが明らかになった。参加者からは「1人でも立ち寄れて繋がれる場所に」などの期待が上がっていた。【URL】http://sankaku-base.style/
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