障害者施設「青葉メゾン」(奈良町1757の3)が運営する、「カフェ ダ・カーポ」は9月1日、松風台から同施設の隣接地に移転オープンする。障害者の就労の場として、活動の幅を広げる目的だ。
「青葉メゾン」は社会福祉法人ル・プリが運営する知的障害者の社会生活支援施設。利用者が居住するほか、就労・学習などの日中活動、相談支援事業など複数の機能を持つ福祉拠点だ。
今回、移転するダ・カーポは、青葉メゾンの利用者らが製造したパンやクッキーなど同法人の商品を販売するアンテナショップとして2013年に松風台にオープン。利用者は社会参加や就労の場として、接客も担当してきた。直接顧客とふれあうことや、製造したものが店頭で販売されているのを目にできることで、仕事のやりがいを得る機会でもあったという。
オープン以来、認知度も高まり、店舗が手狭になったことから、青葉メゾンの隣接地に新しく店舗を建設、移転を決定した。新店舗でも同法人のアンテナショップとしての位置づけは変えず、より幅広い内容の日中活動につなげることを考えている。
新店舗は2階建て。1階がカフェで、2階は今後、作業所として使用される。カフェの広さは旧店舗の3倍で、15席用意。引き続きパンやクッキーなどを販売するほか、店内の手作りケーキも楽しめる。オリジナルコーヒーに使用されるカップも、陶芸の日中活動で作ったもの。イラストや写真を印刷できるフードプリンターを導入し、オリジナルクッキーの注文も新しく行う予定だ。
「青葉メゾン」の担当者は「利用者もオープンを楽しみにしている。地域のみなさんにも多くお越しいただければ」と話している。
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