青葉署管内振り込め詐欺 件数・被害額ともに県内最多 7月単月で13件(4,530万円)
青葉警察署(塚原和也署長)管内の振り込め詐欺認知件数と被害額が、今年に入って急増している。昨年(1月〜12月)の認知件数は21件(被害総額3858万)。今年は7月末時点で、すでに29件(同約8150万)発生しており、県内最多の被害となっている。
神奈川県警察本部によると、県内で今年(1月〜7月)発生した振り込め詐欺認知件数は524件(被害総額約10億7600万)。この数値は前年同期比で118件増。被害総額も約4億9700万増と昨年を大幅に上回るペースになる。
振り込め詐欺が急増する中、県内で最も多くの詐欺被害が発生しているのは青葉警察署管内。同署管内で発生した認知件数(今年1月〜7月)は29件(同約8150万)。この数値は、前年同期比で17件増。被害総額は6790万増と、件数・被害額ともに急激に増加している。
最近、特に多いのが「会社の金の横領」と「女性の妊娠」を語るケース。同署生活安全課・防犯経済保安係の伊勢尊臣(たかおみ)巡査部長は「7月に入ってから被害状況が異常なほど拡大しております。ATM振込みから現金手交型のケースに変わりつつあります。多額の引き出しを行うお客様など最後の砦である金融機関で注意深く見守って欲しい」と話している。
金融機関と連携図る
同署では振り込め詐欺の抑止力を強化しようと、7月から区内の金融機関を対象に振り込め詐欺防犯指導員制度を導入。8月には横浜銀行青葉台支店、横浜藤が丘郵便局で、振り込め詐欺防犯指導員による声かけが功を奏し、詐欺被害を未然に防止した。
同署生活安全課の鴫原(しぎはら)俊夫警部補によると「息子さんなどを名乗る人からお金を要求されたら、振り込め詐欺を疑うことが重要です」と注意を喚起している。
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