東日本大震災から１年の節目となる３月11日（日）、青葉区商店街連合会（加藤芳範会長）では鎮魂と復興の思いを込めた『未来へのキャンドルナイト』を美しが丘公園など区内６カ所で開催する。当日は同時開催される宮城県石巻市の様子が電子看板で中継され、復興への思いをひとつにする。
キャンドルナイトは「区民全員で被災地の復興支援」を目的に、青葉区商店街連合会が国の「平成23年度地域活性化支援補助金」を受けて実施する。
会場は美しが丘公園、藤が丘駅前公園、しらとり台第二公園、桜台ビレッジ前階段、すすき野ハマデン前、奈良北商店街前の区内６カ所と宮城県石巻市中瀬会場。メインとなる美しが丘公園では、石巻市の会場の中継放送や、後援の現地地域新聞社「三陸河北新報社」から提供を受けた震災当日の地震や津波状況の静止画などを映像で流す。
また、美しが丘公園と藤が丘駅前公園では、献灯台を設置。台に掲げられる『絆』の文字は、今年全国大会へ出展する市ヶ尾高校書道部が協力した。来場者には水に浮かべるフローティングキャンドルを配布し、献灯してもらう。
区内各会場と石巻市の会場では、区内小中学校の児童や生徒らが書いたメッセージ入りキャンドル３０００セット（２個１セット）を夕方から点灯する（点灯時間は各会場で異なる）。
青葉から『絆』の心
今回の企画は青葉区商連の広報担当である大川雄司さんの発案から始まった。
大川さんの勤める会社に石巻市と縁のある同僚がいたこともあり、現地の状況を知ることができた。「正直、被災地にとっては迷惑なのではという不安もあった」と大川さん。昨年11月、企画書を手に石巻市へ訪れると、関係者から前向きな返答がもらえたことで企画が実現した。
青葉区商連の加藤会長は「震災を忘れない、これから何十年と続く復興を応援していこうという気持ちを皆さんで共有したい」と意気込みを語った。
献灯台を設置する会場では、震災が起きた午後２時46分に黙祷が捧げられる。各会場の問い合わせは青葉区商店街連合会【電話】０４５・９０１・８３００へ。
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