SUPERGT500 ロニーさん(青葉台在住)V2達成 ドライバーとチーム2冠
国内最高の人気を誇るモータースポーツ・スーパーGT500クラスの今季最終戦が10月27日・28日、ツインリンクもてぎ(栃木県)で行われ、日産『MOLA』のドライバー、ロニー・クインタレッリさん(33)=青葉台在住=がドライバー、チームチャンピオンを獲得。昨年に続きV2を達成した。
市販車の外見をしたレース専用車が速さを競うスーパーGT。エンジン出力によりGT500とGT300があり、500クラスは時速250キロの世界で、タイム1千分の1秒を競う。1台のマシンをドライバー2人が交代で運転し、チームの総合力も求められるモータースポーツだ。
今季は15チームが参戦。国内外で8レース行い、全レースの獲得ポイントが多いチームとドライバーにチャンピオンの称号が与えられる。
2カ月間の大逆転劇
ロニーさんが所属するチームは日産『S Road REITO MOLA GT-R』。昨年、ドライバー、チームの2冠を獲得し、今季はチャンピオンとして2連覇に挑んだ。
前半戦はレース中のアクシデントやチーム内でのミスが多発。6月に開催された第3戦は、マシンの故障によるチーム初のリタイヤ。「屈辱的な」レースとなった。「チャンピオンになったことに、自分もチームも満足をしていた」と当時を振り返るロニーさん。
この一戦を機に、チームが奮起。マシンの改良が行われ、ロニーさんはパートナーの柳田真孝さんと士気を高め合った。7月に開催された第4戦は3位。今季初の表彰台に「走りながら、みんながいい状態で自分の仕事ができたという実感があった」と手応えを感じたという。続く8月に開催された第5戦の1000キロ耐久レースで優勝。この勝利がチームに自信と弾みをつけ、9月の第7戦で2度目の優勝を飾ると、2012年ドライバー、チームのタイトル2冠が決定した。「嬉しくて、嬉しくて。2カ月で大逆転して優勝できるなんて、みんなすごい」と逆転劇を喜んだ。
オフは家族と
ロニーさんが日本に拠点を移したのは2003年。スーパーGTに本格参戦した2008年に妻・絵美さんと結婚。絵美さんの地元である青葉区に移り住んだ。
実は、チームが低迷している時、第2子・伶央くんが誕生し2児の父親に。「家族が増えたことも頑張れた理由の一つ」とロニーさん。オフシーズンは「家族とゆっくりしたい」という。故郷のイタリアや桜台公園、こどもの国で過ごす予定だ。
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