専修大学ゴルフ部2年の山田大晟(たいせい)選手(20)=桜台在住=が、10月15日に開幕する第80回日本オープンゴルフ選手権(日本ゴルフ協会主催)への出場権を獲得した。日本一の座を懸け、プロ・アマチュア選手120人が兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部で戦う。
男子ゴルフ「国内4大メジャー」の中でも最高峰と言われ、実績のある国内外の一流選手が集う賞金総額2億円の同大会。アマチュア出場14人のうちの一人、山田選手は「人生で一度優勝したいと思っていた憧れの舞台。貴重な機会をつかめて本当に嬉しい」と初切符の喜びをかみしめる。
大会は18ホールで4日間行われ、2日目を終えて60位タイまでの選手は翌日以降に進むことができる。「まずは4日間プレーすることが第一。ローアマチュア(アマ1位)を獲りたい」と抱負を語る。
7月の予選を経て8月11、12日の最終予選では1打差で出場権を逃し、ウェイティング(補欠枠)に滑り込んだ。繰り上げ出場の通知が舞い込んだのは10月5日。「緊張するかも知れないけど、今まで通り自分らしさを貫きたい」。本番に向け、気持ちを整える。
国体で団体2位
就学前からゴルフ練習場に足を運んでいた山田選手は、県立横浜旭陵高校を経て専修大学商学部に進学。高校時代は国民体育大会に3年連続で出場し、今年9月28、29日のわかやま国体成年男子では143打で個人9位、団体で神奈川代表として2位に輝いた。
「無理して勝負にいかず、安定感のあるショットを目指して(大学で)やってきた」。ミスをしても切り替えられる精神面の強さが身についてきたという。週5日の大学の授業以外は、ほとんどを練習と試合に費やす日々だ。2年後に受験資格を得るプロテストを見据え、「日本オープンをいい経験にしてプロ入りを目指したい」と力強く語った。
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