神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2017年1月26日 エリアトップへ

横浜市ホームページ 刷新3年遅れ、費用3倍に 前業者とトラブルで

社会

公開:2017年1月26日

  • X
  • LINE
  • hatena
現在のトップページ
現在のトップページ

 委託業者とのトラブルで、横浜市公式ホームページ(HP)のリニューアルが遅れている。市は新たな業者を選定するほか、コンサルティングを導入し、当初から3年遅れの2019年度完成をめざす。

 HP運営を管轄する市民局広報課によると、リニューアル作業は2億1千万円をかけて14年9月からスタート。16年4月に公開予定だったが、設計段階で委託業者とトラブルになり、作業が中断していた。昨年12月の市会本会議で、林文子市長は「(業者の)設計書や報告書が専門的な内容だったため、(市担当者が)正確に把握することが難しかった」と反省を述べ、能力や体制等を踏まえて新たな業者を選定するほか、コンサルティング業者を導入することなどを明らかにした。これにより、HPのリニューアルは3年遅れの19年度となり、新たな業者との契約やトラブル防止策として1月中に契約予定のコンサルティング費用で当初予算の約3倍になる見通しだ。

スマホに未対応

 多額の費用をかけHPのリニューアルに踏み切らざるを得ないのは、その使いにくさが背景にある。市が44ある区局統括本部ごとにサイトの管理・運営を任せてきたため、ページ数が約14万に上り、内容が重複したページがあるなど情報が探しづらいだけでなく、約10万ページはHP内にリンクが張られず、たどり着くことができない状態がある。また、スマートフォン未対応で、高齢者や障害者も利用しやすいように国が定めた規格も満たしていない。

 そこで、市はウェブページの情報をデータベース化し、各サイトを一元化するほか、スマホ対応なども行うため都内の業者に依頼。しかし、15年12月に「ページを開くのに6秒かかる」と、業者から技術的問題発生の報告を受け、設計変更や納期の延長などを求められた。市が原因究明を要求するも現在まで解決に至っておらず、昨年10月に業者との契約を解除。損害賠償と不当利得1億7千万円の支払いについて法廷で争う方針だ。委託業者は「今後の裁判に関わる内容のため、コメントは差し控えたい」と明言を避けている。同課は「反省をいかして使いやすいHPを作りたい」としている。

青葉区版のトップニュース最新6

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

防げ、小学生の交通事故

防げ、小学生の交通事故

青葉署「左右確認の徹底を」

4月25日

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊻専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『白内障の手術は両眼を1日でできますか?』

    4月25日

  • 幸福と訳すな!ウェルビーイング

    コラム「学校と社会をつなぎ直す」㉜

    幸福と訳すな!ウェルビーイング

    桐蔭学園理事長 溝上慎一

    4月25日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.10 専門店の「ニセモノ」にご注意を!

    4月25日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook