日本とラオスの外交関係樹立60周年を記念した両国の合作映画制作が現在進んでいる。このプロジェクトの後援団体として、川崎商工会議所に加え商議所の山田長満会頭が委員長を務める「日本ラオス映画委員会」などが参画し、支援活動を行っている。
この合作映画のタイトルは「サーイ・ナームライ〜流れゆく龍の村で〜」。舞台は1960年、ラオス中部を流れるナムグム川で、日本人作業員たちが参加したダム建設にまつわる実話をベースにしている。2015年からタイムスリップしたラオス人少女と水量調査の際に事故に巻き込まれた日本人青年の交流などが映画で描かれている。
オールラオスロケとなっている同作は日本映画大学(麻生区)出身の熊澤誓人氏が監督・脚本を務める。川崎商工会議所は昨年、ラオス商工会議所と協力協定書を締結するなど、同国との関係が深いこともあり支援することが決まった。新たに設立された日本ラオス映画委員会には映画大学やラオスと縁がある地元企業なども加わっている。
初の合作映画へ支援を
川崎商工会議所は今回の取り組みについて「日本とラオス、初の合作映画ということで理解を求めながら協賛の呼びかけやPRで映画制作に協力していきたい」と話す。映画は11月に撮影が終了し、編集作業などを経て来年3月中に完成させるスケジュール。以降、ラオスや川崎市内での上映会、全国劇場配給を目指して活動していく。
今回の両国合作映画制作に関する問い合わせなどは日本ラオス映画委員会事務局【川崎商工会議所内】野口さん(【電話】044・211・4113)へ。
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