節電が求められている今夏、市内由比ガ浜の井上蒲鉾店(牧田知江子社長)では、冷凍倉庫の屋根に空き缶を敷き詰めることで「暑さ対策」をはじめた。
空調効率を上げるため先月から屋根に並べられたアルミ缶は2240個。穴を開けて紐で数珠繋ぎにしし、飛散防止の網をかけて、倉庫の屋根の半分ほどを覆っている。
アルミの空き缶が太陽の熱を遮断するため、効果は抜群。同社によれば「摂氏56度あった屋根の表面温度が36度まで下がった」という。屋根の内側、倉庫の天井温度も零下10度から15度まで下がった。
このアイデアは牧田社長が友人である大手ゼネコンの研究者から「試してほしい」と提供されたもの。「最初は半信半疑だったが、空き缶利用なら費用はほとんどかからないし、従業員たちも乗り気。近隣の人たちの理解もあり、実験的に始めてみた」と牧田社長。
さらに、屋根全面に敷き詰めていく予定だが、実は、「缶を集めるのが一苦労」とのこと。そこで同社では、アルミ缶の提供者を募っている。詳細や問い合わせは【電話】0467(22)1133・同社
鎌倉版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|