伊藤文人さん
全日本交通安全協会などが主催する「２０１４年交通安全ポスターデザイン」の入賞作品がこのほど発表され、市内西御門在住のイラストレーター伊藤文人さん（63）が「運転者（同乗者含む）向け」と「歩行者・自転車利用者向け」の２部門で優秀作に贈られる警察庁長官賞を受賞した。
「運転者向け」部門では「標語を見た瞬間に構図が浮かんだ」という伊藤さん。母親がチャイルドシートを確認してから車を発進させる瞬間を、親子の暖かい雰囲気とともに描いた。また高齢者が横断歩道を渡る子どもを見守る「歩行者向け」部門では「画面の外も想像できるように」と動きと広がりのある構図を用いた。
伊藤さんは大手広告会社に勤務後、49歳で独立し、現在はイラスト、マンガ、絵本など多方面で活躍する。広告制作を通じて培ったノウハウも活かし「いかに一瞬でメッセージを伝えるかを常に意識している」と、同賞では１９８１年、83年、２０１３年の３回、内閣総理大臣賞を受賞した。応募は今やライフワークとなっており「来年はまた最優秀を狙いたい」と意気込んでいる。
運転者向け部門の応募作
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歩行者・自転車利用者向け部門の応募作
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