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鎌倉版 公開:2015年7月3日 エリアトップへ

「平和への関心持ち続けて」 各学校で出前講話始まる

教育

公開:2015年7月3日

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質問する児童
質問する児童

 「出前講話”平和”」が6月30日、西鎌倉小学校で行われ4〜6年生約320人が参加した。

 これは公募の市民7人による「鎌倉平和推進実行委員会」と鎌倉市が協働で行っているもの。2000年度から市内の学校で平和教育として行っており、戦争体験者のほか海外で国際協力・支援を実施する団体等から講師を招いている。

 この日は世界各地の被災地や紛争地などで国際協力活動を行う特定非営利活動法人アドラ・ジャパンの理事で事業部長の橋本笙子さんが講師を務めた。

 テーマは「紛争地の子どもたち」。争いの絶えない国や発展途上国で暮らしている子どもたちにスポットを当て、写真や映像を交えながら各国の現状やそれに対する支援方法などについて講演した。その後の質問コーナーでは多くの児童が手を挙げ、「難民キャンプでの食事はどんなものなのか」「地雷でどれくらいの人が犠牲になっているのか」といった質問がされた。

 参加した6年生の男子児童は「難民の子が『人の役に立つために勉強したい』と言っていたのがとても印象的だった。自分も人のために何かできるようになりたいと思った」と話した。

 橋本さんは第1回目から毎年、講師を引き受けている。「つい最近、10年ほど前に講話を聞いたという鎌倉出身の子から『橋本さんの話をきっかけに今、国際協力について勉強している』とメールをもらった。遠い国の事でも、関心を持ち続けることの大切さを伝えることができれば」と話し、同席した平和推進実行委員会委員長の浦野昭子さんは「たくさんの子どもたちが質問していて嬉しかった」と話した。

 出前講話は今後、7月から11月にかけて、市内10の小中学校で開催される。
 

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