神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2014年12月19日 エリアトップへ

(PR)

「幻の台湾珈琲楽しんで」 先駆者の孫がカフェ開店

公開:2014年12月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
「舞鶴コーヒー」を手に持つ新居さん
「舞鶴コーヒー」を手に持つ新居さん

 鎌倉駅西口近く、御成交番向かいのビル2階に12月11日、「鎌倉茶寮」がオープンした。中華ちまきや餃子のランチセットが人気で、開店間もないにもかかわらず、賑わいを見せる同店。目玉メニューのひとつが日本では珍しい「台湾コーヒー」だ。

「舞鶴コーヒーの父」

 鎌倉茶寮のオーナー新居育子さんの祖父、国田正二氏は1930年に当時の台湾総督府から命を受け、台湾の太平洋側にあるサッパ台地(現在の舞鶴地域)を開墾し、花蓮県初のコーヒー栽培を始めた「舞鶴コーヒーの父」と現地で呼ばれている。

 地理的環境と気候条件に優れていたこともあり、この農園は台湾で「3大産地」に数えられるまでの成功を収めた。高い品質を誇り、昭和天皇にも献上されている。しかし、第2次世界大戦後にやむなく日本へ帰国。450ヘクタールの農園の大部分は茶畑へと姿を変えた。

 その「舞鶴コーヒー」が再び脚光を浴びるのは半世紀後。きっかけは1991年、茶葉の栽培で成功を収めた台湾の会社「東昇茶行」の粘阿端社長が舞鶴山地区で100本近いコーヒーの古木を発見したことだった。 これらの木々の由来を知った粘さんは、この歴史的産業を受け継いでいくことを決意。それから20年以上コーヒー栽培の再興に尽力した。2年ほど前から安定的な生産ができるようになり、「日本の人たちにこの味を知ってほしい」と粘さんも願っていたという。

日本に広めたい

 新居さんは「コーヒーだけでなく、台湾のことをもっと知ってもらおう」と一念発起、台湾茶と台湾コーヒーのカフェ&レストランを地元鎌倉に開いた。「香り豊かで低カフェインが特徴の舞鶴コーヒーが飲めるのは日本でおそらくここだけ。ぜひ一度、味わってみて」と話す。

 舞鶴コーヒーは、一杯700円。豆、ドリップバッグでの販売も行っている。その他にも、台湾の紅茶やウーロン茶なども味わうことができる。

■鎌倉茶寮

【電話】0467・50・0950

(住)鎌倉市御成町11の29鎌陽洞ビル2階
 

鎌倉茶寮

鎌倉版のピックアップ(PR)最新6

シャントケア日帰り手術

血液透析治療の要 相談受付中

シャントケア日帰り手術

常勤医3人で即応  作成、ケア幅広く対応

4月26日

非常用トイレ備えて安心

自宅便座に簡単設置

非常用トイレ備えて安心

マンションで逆流トラブル

4月26日

お寺で見つける良縁

お寺で見つける良縁

逗子・佛乘院で婚活イベント

4月26日

子どもたちを笑顔に

活動報告

子どもたちを笑顔に

小野田やすなり

4月26日

趣味や生きがい 本で残す

趣味や生きがい 本で残す

タウンニュースの自費出版

4月19日

美術品・骨董品を高価買取り

5月3日「お宝無料鑑定会」開催 予約優先

美術品・骨董品を高価買取り

藤沢市民会館 第2展示集会ホール

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook