今春の県大会を初制覇して、8月の全国大会に出場した文命中野球部の加藤陸久(3年)がこのほど、11月に開催される「第9回BFA U-15アジア選手権」に出場する侍ジャパン代表に選手された。
加藤選手は、兄・大地さんの影響を受けて小学1年生の時に少年野球クラブ「開成イーグルス」(山口雄司監督)で野球を始めた。
小学校時代は県大会でベスト4に入るなど強豪チームの捕手として活躍し、その同級生とともに文命中野球部に入部。2年の夏ベスト4、秋には準優勝を果たし、11月に神奈川代表として出場した関東北信越大会で準優勝するなど、今年も活躍が期待されていた。
今春は同校初の県大会優勝を果たし、決勝戦では3点差で迎えた最終回に同点本塁打を放ち延長戦勝利に貢献した。「1人だけ打球が違う」とチームメイトの鈴木心晴遊撃手(3年)が話すように加藤選手の打撃は全国が注目する存在で、侍ジャパンでは50m走6秒3の俊足も活かせる外野手として起用される見通し。
8月11日に野球部の石井克佳監督から代表選出の知らせを聞き「びっくりしたし、不安もあった」と感じたがすぐに「やってやろう」と気持ちを切り替えた。
8月25日から千葉県内で開かれた初の代表合宿では、強化試合4試合の内2試合で先発出場し、中越え三塁打も放った。
加藤選手は「合宿初日にトップの稲葉監督とチームの伊藤監督に『全国に19万人いる中学軟式野球の代表。自覚と責任をもち人々に夢と希望を与えるように』と言われ、高みに来た感じがした。優勝に向けてチームに貢献したい」と話す。
アジア選手権は11月1日から静岡県伊豆市の志太スタジアムで開催される。日本は4大会ぶりの優勝をめざしている。
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