横浜北部美術展 区内から4人が入賞
青葉区、緑区、都筑区、港北区による「横浜北部美術公募展2011」が先月、アートフォーラムあざみ野で開催された。
この美術展は、横浜北部地域の区民から公募した絵画作品の入選作を展示するもの。6回目を迎える今年は309点の応募があり、大賞ほか160点の入選作品が展示された。
大賞は栗栖(くるす)しおりさん(都筑区在住)の作品「曇日」が受賞した。区内からは優秀賞に今西恵美子さんの「眺III」、鎌田すみ子さんの「対話―止まらない回転椅子のように―」、審査員特別賞に城後和子さんの「彩り」、高校生を対象とした奨励賞に高野夏菜子さん(市ヶ尾高校)の「だんご」が選ばれた。
念願の優秀賞
今西さんは絵画歴15年。「眺III」は、昨年訪れたスイスの山の稜線が起点になっている。淡い繊細な色使いは、移り行く日本の四季や自身の心情を表し、「油絵の魅力を引き出し、高い感性を感じさせる」と評価を得た。今西さんは「今までで一番大きな賞。絵を続けてきて良かった」と喜んだ。
鎌田さんは風景の中に人物と静物を描く大胆な構図が、「ぴたりと波長が合っている」と評価された。絵肌に懲り、色彩の組み合わせに特に時間をかけたという。絵画サークル「青葉パレットの会」に所属し、「仲間がいたから受賞できた。今後の励みになる」と話した。
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