青葉区の2012年度予算案がこのほど発表された。区では『住み続けたいまち「青葉」』を予算編成の方針とし、区独自の取り組みを行う自主企画事業費に、1億3382万8000円を計上。「青葉区らしい」区政を推進するために取り組んでいく。
4つの柱で52事業を予定
来年度、青葉区では「子育てを楽しめるまち」「安心していきいきと暮らせるまち」「地域の思いをかたちにできるまち」「大切な環境を守り育むまち」の4項目を柱とし、52の自主企画事業が予定されている。
その中で、重点事業になっているのは3つ。『ママパパ応援ホッとひといき事業』(148万円)では、区内に子育て世代が多い特性を踏まえ、子どもの「一時預かり」の普及に取り組む。ちょっとリフレッシュしたい時や通院の際など、身近な利用を促進する。
『青葉区防災の街づくり事業』(779万円)では、区内事業者向けに啓発パンフレットなどを作成予定。東日本大震災後、事業者に行ったアンケート調査を踏まえ、「災害時の避難場所や備蓄品の確保」「帰宅困難者対応」など、防災対策の啓発を充実していく。
また、『がん検診受診率向上事業』(221万円)では、中小企業などと連携して行う「出前健康講座」を実施。ほかにも、地域の健康づくり活動の中でも、保健活動推進員と協働して、受診に向けた啓発を行っていく予定だ。
来年度取り組む新規事業は5つ
来年度、青葉区で行われる予定の新規事業は、「防災」「健康」「福祉」関連などで5つ。中でも、『防災、知ろう!健康づくり事業』には、134万円を計上。災害時に避難所生活などでの「口腔ケアの大切さ」が重要視されることを受け、講座を行うなど啓発に取り組む。普段、高齢者と接する機会の多い、保健師や看護師などからのアイデアが取り入れられている。
また、『熱中症予防啓発事業』には25万円を計上。節電などの影響もあり、昨年、熱中症が多かったことなどを受け、高齢者に薄いカード型の簡易気温計を配布予定。室温管理に役立てるなど、熱中症予防の啓発に努める。そのほか『施設におけるバリアフリー化推進事業』(116万円)、『情報の福袋による情報発信力強化事業』(52万円)、『コミュニティFMを活用した多言語による情報提供事業』(185万円)の新規事業が予定されている。
「『区民意識調査』など、区民の本当のニーズを把握し、予算を編成しました。厳しい財政状況の中ですが、事業内容の効率化や必要性を精査し、事業に取り組んでいきます」と区担当者は話す。
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