私立中進学率 18年連続で青葉がトップ 30%割れは6年ぶり
横浜市教育委員会が今月発表した「2011年度小学校等卒業予定者の進路状況調査」によると、青葉区の私立中学校進学予定率は27・9%と市内で最も高く、分区以来18年連続でトップとなった。
発表によると区内卒業生の私立中進学率は、前年度30・9%に比べ3・0ポイント減少。公立中は70・8%で前年度から2・8ポイント増加。私立中進学率が30%を下回るのは、2005年度の29・5%以来、6年ぶりとなった。区内の中学受験専門塾講師によると「(区内の)子どもの人数も減少していますし、景気の低迷で各家庭の私立中離れが進んだのではないか」と話している。
市全体も公立志向へ
横浜市全体を見てみると、市立小学校卒業者数は3万2424人。公立中への進学予定者は2万6722人。前年度に比べ427人減少はしているが、全体の割合は82・4%と前年から0・2ポイント増加している。私立中への進学予定者は5417人。前年度に比べ152人減少。全体の割合も16・7%と前年から0・2ポイント減少している。市全体でも若干だが公立志向にあることが伺える。また、今年4月に開校する中高一貫校の横浜市立南高等学校付属中学校も公立志向を後押ししている。募集定員160人に対し10倍以上の1767人が志願。市内から154人が合格している。
公立志向について市教育委員会担当者は「経済状況や、昨年の震災の影響で(場所が遠い私立より)自宅近くの公立中に子どもを通わせたいという話も聞いています」と話した。
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