"モツ煮"で桜台を笑顔に 『チームもつ煮込み』が10周年
今月28日 ・29日 、青葉台小校庭で行われる「桜台夏まつり」。”モツ煮”を通して、10年間まつりを盛り上げる親父グループがある。その名も『チームもつ煮込み』。今回で節目の10周年を迎える同チームを取材した。
モツも思いも”熱い”
代表・渥美豊さんが率いるメンバーは6人。全員が桜台の同じマンションに住むサラリーマンだ。02年、マンションの理事会で「何か地元の人に喜んでもらえることをしたいね」と話し合ったことが出店のきっかけだ。
モツ煮を選んだ理由について「夏なので、火を通すものを」と食の安全性を第一に考える。「あと、一度作ってしまえば、盛り付けるだけなので、自分たちも飲めるから」とメンバーたちは笑う。
当初は『ただでさえ暑いのに煮込みなんて…』という声もあったが、予想を裏切り、”オヤジモツ”は毎年、19時には完売御礼のヒット商品だ。地元住民には欠かせない夏の風物詩になっている。
準備は1週間前から。北部市場へ出向き、モツを17kg、大量の野菜の予約を行う。当日は朝から各自手分けして材料を切り、3時間かけて約300食を煮込んでいく。モツ煮歴10年ともなれば、チームワークは抜群。手際良く作業をこなす。
チームのポリシーは3つ。材料はダシも含めてすべて国産にこだわり、10年間、200円という低価格を守り続ける。そして、『全員で楽しむ』ことだ。「毎年買いに来てくれる子どもたちの嬉しそうな笑顔を見ると、本当に嬉しいよ」。やりがいを感じるひと時だ。
今年も親父たちの”熱い”夏が始まる。
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