神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2013年11月7日 エリアトップへ

「オープンデータ活用を」 市が環境整備進める

公開:2013年11月7日

  • LINE
  • hatena

 横浜市では、行政の持つ様々なデータを積極的に市民などに提供する「オープンデータ」の推進に昨年から着手している。民間団体や企業からは公共データを活用したイベントや新ビジネスの構想が持ち上がるなど、徐々にその動きが本格化してきている。

 部局を横断する大きな取り組みとして現在、推し進められているこの事業は、政府が2012年7月に策定した「電子行政オープンデータ戦略」=左表に基づくもの。横浜市は、その研究グループにいち早く参加。国が手掛ける実証実験にも協力するなど、他の自治体に先駆けて積極的に可能性を模索している。

広範な目的に門戸

 「オープンデータの推進」は、これまで行政が抱えていた様々な情報を、より活用しやすい形で公開していこうというもの。「行政の透明性や信頼性を向上させる」等の主旨は情報公開の動きと類似している。だが「行政の抱える政策課題を市民と共有し共に解決していくこと」「民間の創意工夫で新たなサービスやビジネスを生み出し地域の活性化につなげること」といった要項が盛り込まれており、営利・非営利を問わず公共データを利用できるのが特徴。例えば「各区の人口の増減」「年齢の構成・比率」「観光案内」「昔の写真」などの公共データの提供を市に求める場合、従来はその目的が制限されていた。またインターネットを通じて情報を取り出す際は読取りに特化した「PDF」という形式だったが、これを加工・活用しやすい形式(エクセルやCSV)に刷新。二次利用を容易にすると共に、市民アイデアの掘り起しや新たなビジネスへの活用支援なども適宜、行っていく方針を打ち出している。

民間企業も注目

 既にこうしたデータを活かし、地元散策に役立つスマートフォン向けアプリ(ソフト)を市民有志グループが開発。11月16日(土)に旧東海道周辺で行われる街歩きイベント等で披露が予定されている。また少子高齢化が進むエリアを洗い出し、ニーズに適した施設建設を検討する民間企業なども現れており、市担当者は「課題解決型ビジネスの醸成などにも役立ててもらえれば」と期待を寄せている。

青葉区版のトップニュース最新6

公立小で環境出前授業

桐蔭学園

公立小で環境出前授業

区と協定、区内全校で

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

防げ、小学生の交通事故

防げ、小学生の交通事故

青葉署「左右確認の徹底を」

4月25日

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

日本最大級のシネマフェス みなとみらいで人気作品を野外上映

日本最大級のシネマフェス みなとみらいで人気作品を野外上映 みなとみらい文化映画横浜青葉区

4月30日〜5月6日、「SEASIDE CINEMA 2024」

4月30日~5月6日

青葉区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊻専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『白内障の手術は両眼を1日でできますか?』

    4月25日

  • 幸福と訳すな!ウェルビーイング

    コラム「学校と社会をつなぎ直す」㉜

    幸福と訳すな!ウェルビーイング

    桐蔭学園理事長 溝上慎一

    4月25日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.10 専門店の「ニセモノ」にご注意を!

    4月25日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook