人とつながり、人を守る 第8回 たまプラーザ地域ケアプラザ所長
堀川(以下「堀」)―職員の人たちへ声を掛け、パワーを与える姿が印象的です。健康管理の秘訣は?
田中(以下「田」)―とにかく良く寝ることです。それには熟睡できるように日中はよく動くこと。夜10時に寝る体制を作り、考えすぎないようにしています。
堀―ストレス解消法は?
田―自分だけの自由な時間を作るようにしています。夫と一緒に出かけたりすることもストレス発散になっていますね。2人で出かける方が楽しいんです。
堀―夫婦で仲が良いんですね。リーダーはどちら?
田―私です(笑)。夫とは気が合うので、一緒にいて気を遣わなくても良いのが何より良いんです。
堀―定年前の仕事は?
田―訪問看護師として在宅ケアをしていました。私自身の母も「田舎の自宅で暮らしたい」と在宅で88歳まで生きたのですが、周りの人の協力を得ながら凛として生ききった姿は見事でした。主人の母も102歳で亡くなるまで、自宅で楽しみ生きていました。
堀―今後の予定は?
田―ずっと働こうと思っていますが、65歳で定年になったら運動教室をやってみたい。例えば認知症になった方が地域で普通に暮らせる企画。地域住民の一員として企画もしながら常に現場に身を置きたいですね。
堀―クリエイティブな人ですね。
田―周囲の経験を「盗んで」、自分に吸収することを大切にしてます。ケアプラザでも地域の人の声を聴きながら既存のやり方を変えていきたい。スタッフもどんどん外へ行かせています。地域こそ宝。自分たちでつながり人を守っていく。この流れになれば、皆生きていけると思うんです。60歳を過ぎた今、それが自分の役割だと感じています。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>