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公開日:2015.01.01

柔らか羊毛づくり、今年も
こどもの国牧場 全国2位

  • (右から)大沢田さん、宮本さん、青木さんと、銀賞のパンプキンちゃん

 今年の干支は「未(ひつじ)年」。全国各地の牧場などが出場する国内唯一の羊毛コンテスト「フリース・オブ・ザ・イヤー2014」で、奈良町「雪印こどもの国牧場」が昨年、2年連続全国銀賞を獲得した。「こどもの国」園内にあるこの牧場では、夏の繁殖活動を経て、羊の赤ちゃんが生まれ始めている。毛刈りを行い、高品質な羊毛を育てるその技術力に迫った。

 (株)雪印こどもの国牧場が運営し、牛やポニー等に触れ合える場として、区民からも親しまれている。国内牧場の羊は食肉用が多いが、同牧場では羊毛用になるコリデール種30頭以上を4人のスタッフが飼育する。

 コンテストは羊毛関連雑誌の出版等を行うスピナッツが主催したもの。品質の良さのほか、羊毛に牧草などごみの混入や汚れが見られないことが選考基準となる。同牧場は「羊毛から糸を紡ぐ職人、スピナーが好む最高の毛質」と評価され、高品質な羊毛であることを証明するプレートが牧場に、入賞リボンのロゼッタが羊に贈られた。

 羊の毛刈りは2人1組で1人が毛を刈り、もう1人がサポートするが、同牧場では大沢田真邦さんと妻である宮本奈奈さんが担当する。入賞した羊毛は毛を柔らかくするため、一昨年秋に硬い毛先を刈った上で、同年春に毛を刈るという手間をかけた。刈り取ると細かく絡み合って1枚の布のようになる羊毛は、一度に全てを刈るのは難しいとされるが、できるだけ一度で刈り取ったという。夫婦のチームワークが生きた受賞となった。

 毛刈りを始めて6年以上になる宮本さんは、2位にあたる銀賞に「金賞を目指してきたので悔しかった。次こそ金賞を取りたい」と今年の目標を語る。

 園内で羊毛の販売はしていないが、いずれ販売できる環境も整えていきたいとしている。

健康維持がカギ

 ロゼッタが贈られた羊は、2歳になる雌のパンプキンちゃん。毛刈りは基本的に毎年1回行われ、その間に1度でも病気にかかると、毛が切れたり、弱くなったりするため、羊毛の質には健康管理が重要だと宮本さんは話す。「1年間元気でいてくれてありがとうって言いたいですね」

 現在、妊娠中のパンプキンちゃん。今年3月までには子羊が生まれる予定だ。

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