昨年夏、約70年ぶりにデング熱の国内感染者が発生したことを受け今年度、横浜市は利用者の多い公園で行う蚊のモニタリング調査を拡充している。青葉区内は桜台公園(桜台42)が対象で、市は6月16日、同公園で調査を行った。
蚊の習性を利用し炭酸ガスを発生するドライアイスと照明器具を設置して、捕虫網に蚊が入るCDCライトトラップ法を採用。夕方以降から翌日午前中に採取した蚊を現在、市衛生研究所で分析中だ。今後、10月までに毎月2回、計10回分の蚊を採取しウイルスの保有状況を調べるという。
昨年は、青葉区役所で同様の調査を実施。採取した計45匹からデングウイルスを保有する蚊は見つかっていない。また、市内でも調査開始からデングウイルスなどの検出はない。今年度、市は蚊の採取場所を昨年から6カ所増やし、市内全18区、計25カ所で調査を実施する。
厚生労働省によると、昨年8月から10月末までにデング熱に感染した患者数は160人。感染したと考えられている場所は、代々木公園周辺が最も多く128人で、患者のほとんどが東京都内で感染している。
横浜市内での感染は報告されていないが、市健康福祉局は「蚊に刺されないために肌の露出を控え、虫除けスプレーを使うなどしてほしい」と注意を促す。
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>