9月7日に開幕するリオデジャネイロ・パラリンピックの壮行会が、日本体育大学の健志台キャンパス=鴨志田町=で8月24日に開催され、陸上・辻沙絵選手(同大4年)と、競泳・成田真由美選手(横浜サクラスイミング所属、日体大総合研究所客員研究員)が出席。関係者ら約300人が出席し、出発を控えた2人にエールを送った。同大でパラリンピック単独の壮行会を行うのは初。松浪健四郎理事長は「国民に大きな勇気を与えてほしい」と激励の言葉を送っていた。
青葉区在住の辻選手(21)は、陸上・短距離の100m、200m、400mに出場する。ハンドボールで長年経験を積んできたが、同大の体力測定の結果、瞬発力の高さから陸上競技への転向を打診され、陸上選手に。昨年11月から本格的に陸上1本に絞り、今年の4月には100mで12秒86の日本新記録を打ち出した。辻選手は「初めてのパラリンピックで不安もあるが、初だから暴れられる部分もある。メダルを持って帰り、私らしく走ったよ、と言えるようにしたい」と意気込みを語った。
またアトランタからパラリンピックに4大会連続出場し、計20個のメダルを獲得している成田選手(46)は、競泳・50m自由形に出場。北京大会後、第一線を退いていたが、昨年7年ぶりに選手として復帰した。「厳しい挑戦になるが、日本新記録を出せるようがんばりたい。子どもたちに夢や目標を持つと強くなれる、がんばることを信じて、と伝えられれば」と笑顔で語った。
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