神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2017年5月4日 エリアトップへ

子ども食堂 試行錯誤続く 今月 恩田でもスタート

社会

公開:2017年5月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
おにぎりを食べる子ども
おにぎりを食べる子ども

 おにぎりとみそ汁を100円で提供する「あおば子ども食堂」が4月から週2日、区内4カ所で始まっている。23日までに延べ65人の子どもが利用するなど、利用は少しずつ広がっているが、本来の趣旨とのずれもあり、運営側の試行錯誤が続いている。

 同食堂は子どもの貧困率が上昇していることを踏まえ、様々な事情で「おなかをすかせている子ども」に温かい食事を提供することが目的だ。しかし、空腹で困っている子どもたちの存在を把握することや、その子どもたちに同食堂の情報を届ける難しさも浮き彫りとなってきた。

 そんな中、会場の1つである、さつきが丘地域ケアプラザでは19日、子ども19人が利用。子ども各々の背景は問わずに、民生委員らが積極的に学校や地域を通じて参加を呼び掛けており、他会場よりも利用者は多い。さつきが丘で同食堂を取り仕切る豊崎智子さんは「まずは子どもたちに来てもらい、食堂の認知度を上げ、『おなかを空かせている友達がいれば連れてきて』と伝えていきたい」と意図を話す。

 主催者である同実行委員会の松本壽美枝副代表は「家で食事を用意できる、いわゆる一般の家庭の子どもの利用は本来想定をしていない」と話しているが、いかに貧困を抱えている子どもの利用につなげていくか、手探りの状況だ。5月7日からは恩田地域ケアプラザでも同食堂がスタートし、区内で計5カ所体制となる。松本副代表は「知名度向上にこれからも取り組みたい」と話している。

 子ども食堂は恩田のほか、もえぎ野・さつきが丘・美しが丘地域ケアプラザ、福祉保健活動拠点「ふれあい青葉」で実施。日曜日の正午から4時30分、水曜日の午後5時から8時30分まで毎週実施している。
 

青葉区版のローカルニュース最新6

家庭との連絡法を統一

横浜市立学校

家庭との連絡法を統一

アプリ活用で新システム

5月9日

フォトコン入賞作品

あおば さくら百景

フォトコン入賞作品

過去最多の応募数

5月9日

「竹」だけのフェス

「竹」だけのフェス

新たな活用を模索

5月9日

大改修終え再開

県立武道館

大改修終え再開

”レジェンド”記念品展示も

5月9日

「干支看板」で事故防止

「干支看板」で事故防止

横浜美大の学生が制作

5月9日

神奈川版が発売

地球の歩き方

神奈川版が発売

全33市町村網羅532ページ

5月9日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「白内障手術と同時でないとできない治療」 コラム【34】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    5月9日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月9日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook