神奈川都市交通(株)青葉営業所が妊婦や子連れの送迎を行う「子育てタクシー」を始めて4年を迎えた。同営業所によると、利用件数は開始直後2013年9月の11件から現在は85件(17年8月)まで増え、認知度も高まってきたという。
子育てタクシーは(一社)全国子育てタクシー協会に登録したタクシー事業者が実施しているサービスで、妊婦や保護者、0歳から15歳までの子どもを対象に特別な対応をするもの。事前登録が必要だが、料金システムは通常のタクシーと変わりなく、横浜市内では8社が実施している。例えば陣痛がきた妊婦には破水に備え防水シートを敷いた車両で産院に直行する「こうのとりコース」など4つのコースを設定。その他のコースでもチャイルドシートを用意し、荷物の多い子連れの送迎を通じて外出支援を行うほか、子育て支援団体とも連携する。運転するのは同協会の養成講座を受けた登録ドライバーで、妊婦や子どもに対する知識も学んでいる。
子育てタクシーは同営業所と区内のNPO法人ワーカーズ・コレクティブ・パレットが連携し、13年9月に開始。区内全域と隣接エリアを走行する。同営業所によると、青葉区内は特に通園、通学、通塾、習い事など、子ども1人での利用が他の事業者と比べても圧倒的に多く、毎月利用数は40件に上るという。
乗務員の齋田裕史さんと金井美栄さんは「妊婦さんを病院へ運ぶときは、普段以上に安全に気をつけている。子ども一人での利用時は、会話で楽しくなるよう心がけている」と話している。子育てタクシーの詳細は【URL】http://www.toshikoutsu.co.jp/へ。
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