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「国マガ」続けて50号 無料で伝える まちの魅力

文化

掲載号:2018年8月16日号

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国マガを並べるメンバーの(左から)大木さん、島村さん、安原さん
国マガを並べるメンバーの(左から)大木さん、島村さん、安原さん

 奈良中学校の卒業生らが立ち上げた、こどもの国駅周辺の超地元密着フリーペーパー、「国(くに)マガ」の記念すべき50号が8月5日に発行された。創刊して5年。地域の活性化にも繋がり、編集長の島村真佐利(まさり)さん(33)は「作っていく過程でまちの魅力が再発見できた」と話している。

 国マガはA3判を四つ折りにしたA5サイズで、両面カラーで地元店舗の紹介やこどもの国周辺のイベント情報のほか、4コマ漫画、コラムなどを掲載している。自費出版で隔月初旬に500部発行し、奈良町地区を中心に青葉台地区の一部など19店舗に棚置きしている。

 編集メンバーは奈良中卒業生のほか、地元住民など計6人。印刷費用などもすべてメンバーで負担しているという。

 創刊は2013年3月で、漫画家・編集者志望のメンバーが「作品発表の場を」と製作を開始。当初は毎月100部発行のモノクロ刷りで、月1回の編集会議などを経て製作してきたが、メンバーの仕事が忙しくなったこともあり、16年5月から隔月発行に。現在は担当コーナーも定着化し、効率的に紙面を作り上げているという。

「なにもないまちはない」

 「新興住宅地としての印象が強く、個性が薄いと思われがちなこのまちにも魅力は必ずある。なにもないまちはないんです」と島村さん。こどもの国駅の屋根崩落(14年)や交番移転(14年)などの時事ネタのほか、こどもの国のショッピングセンターなどを題材に製作してきた。店舗紹介コーナー担当の大木佑斗さん(33)は「店舗さん同士が繋がることもあり、地域の活性化にも役立っているのでは」と説明する。

50号も自然体で

 50号では、感謝の言葉を記した表紙に、奈良在住の詩人で第14回北日本児童文学賞の最優秀賞も獲得した草間小鳥子さんからの「奈良山公園の詩」の寄稿も。一方で島村さんは「それ以外に特別なことはせず、格好をつけないのが国マガです」とあくまで自然体を貫く。

 編集・小説担当の安原真広さん(30)は「自分たちが忘れていた内容も読者の人が覚えてくれていて、モチベーションの1つになっている」と話す。島村さんは「自分たちが楽しんできたからこそ続けてこられた」と語り、「読者から出稿したいという声も聞いている。どんな形でもこれからも続けていければ」。

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