神奈川県立元石川高校(岡部佳文校長)の生徒が開発したメニュー3種が、11月3日(土)の青葉区民まつりで販売される。
同校が進めるアントレプレナーシップの一環。企業や自治体と「協働」して課題に取り組み、コミュニケーション能力やリーダーシップ醸成を目指す。今回は2年生が「ものづくり」をテーマに、東日本大震災で被災した岩手県大船渡市の食材を使った商品を考案。青葉区内の店舗の協力のもと商品化した。
ロイヤルガーデンカフェ=新石川=とコラボレーションしたグループは、同市の米粉を使ったカステラを開発。生地にはちみつを使ったほか見た目も考慮し、東北の名産であるずんだをクリームにして挟んだ。中原稜平君は「団結して形にできて楽しかった。大人の人と関わることができる良い機会だった」と話す。
パン店プロローグ=美しが丘西=とコラボしたグループは菓子パンに挑戦。同市のはちみつを使う予定だったが味の違いが出にくく、小麦粉に変更。リンゴやカスタードクリームを使い、SNS映えを意識して「中が見えるように作ってもらった」と工夫したという。「『美味しい食べ物大船渡』がテーマ。良いイメージを発信したい」と野口優衣さん。
地産地消の弁当作りを行う「コマデリ」の協力を得たグループは「秋のヘルシー弁当」を考案。岩手県のひじきや同市のだし昆布、さんま、古代米と名産の柿ようかんを使い、だし巻卵やさんまの炊き込みご飯を盛り込んだ。「食べることで大船渡に興味を持ってもらい、復興につなげられたら」と井上玲菜さんは話している。
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