青葉台小学校で毎年6年生が卒業制作として取り組む鎌倉彫。今年も児童が手作りのお盆を完成させた。ボランティアで指導するのは、若草台在住の斉藤秀樹さんら地域住民だ。取り組みは今年で15年目を迎えた。
制作は3種類のデザインから1つを選び、5回分の作業時間を使って彫った後、漆を6回重ね塗りする。「葉の葉脈など細かい部分が難しかった」「段差を付けるのが難しかったけど、部屋に飾るのが楽しみ」と児童たち。
鎌倉彫は15年前、神奈川の伝統工芸に触れてもらおうと同校で始まり、当時鎌倉彫を習っていた斉藤さんに指導協力の声がかかった。その後、卒業制作以外にも斉藤さんが住民有志に教え、そのメンバーが学びながら6年生を教えるように。鎌倉彫同好会として現在も若草台自治会館で18人が活動。今年の卒業制作は同メンバーと保護者ら計24人が制作を支えた。
斉藤さんは「15年間一緒にやってきた人もいる。また6年生のお母さんとして参加し、卒業後も続けてもらうなど30、40代の若い後継者も増えている。今後も続いていけば」と笑顔で語った。
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