振り込め詐欺の被害を1件でも減らそうと、青葉区役所は詐欺対策機器50台を購入し、青葉警察署を通じて高齢者世帯に貸与する取組をはじめた。3月17日には小出重佳区長=写真右=から大野晶尚署長=同左=に機器が手渡された。
この対策機器は、家庭用電話機に接続して使うもの。呼出音が鳴る前に相手に自動で通話内容が録音される旨の警告メッセージが流れる。録音も自動で行われ、1件で最大30分間録音できる。区役所の担当者は「1日に何百件も電話をかける振り込め詐欺の実行犯は、録音されて面倒な電話と思った瞬間に切り、すぐ次に移る傾向があるので、警告メッセージは非常に有効だと思う」と話している。
対策機器は、過去に同署まで詐欺の相談があった世帯などに貸し出され、設置も署員が協力する。同署によると今年に入っての区内の振り込め詐欺の被害件数は速報値で8件、被害額は約825万円となっている(2月29日時点)。
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