国際交流教室の企画開催を行うステップ国際理解と地元自治会・町内会が協力し、東市ヶ尾小学校(後明好美校長)で開催してきた同教室13年の記録が記念誌にまとめられた。各学年ごとに異なる実施内容やボランティアから寄せられた言葉、児童の感想などが紹介されており、関係各所や3月に卒業した同校卒業生に配布されたという。
交流教室は1年生が「大きなかぶ」からロシアを、2年生が「スーホの白い馬」からモンゴルを学ぶなど各学年の学習に合わせた内容で、毎年全学年に開催するのが特徴。各国出身の外国人講師が自国の文化を紹介し、自治会・町内会のメンバーらがサポートや読み聞かせを行う。
同校での活動は13年前、国際交流教室を開催していたステップ国際理解の柏村茂代表が「自分が生活する地域でも子どもたちのために活動したい」と、東市ヶ尾小学校と下市ケ尾町内会に相談、各者が協力し開催したのが始まり。昨年度からは中市ケ尾自治会が加わったことで同校の学区がカバーされ、より地域密着での開催に。記念誌は4者が協力して製作した。
下市ケ尾町内会の蕪木泉会長は「子どもたちの輝く目を励みに続けてきた。視野を広げ、世界への関心を深めてほしい」、中市ケ尾自治会の西川和彦会長は「今後さらにその国ごとに新しい情報も取り入れるなど工夫できれば」と話す。
後明校長は「全学年を通し計6回も参加できるのは子どもたちにとって素晴らしいこと。直接体験できることで得られるものは大きい」と感謝を語る。柏村代表は「13年はあっという間だったが一つひとつ思い出がある。皆さんのサポートがあり、冊子ができた」と話していた。
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