荏田西の一角で地域住民らに親しまれていた猫の「シロちゃん」。7月8日ごろから姿を消し、行方不明だったが、地域住民らの連携で保護され、約2週間後に元いた地域に戻ってきた。
猫は民家で飼われていたとみられ、また避妊手術も済んでいるが、普段から外にいたため、近所に住む池上さんの自宅や別の民家に現れて餌を食べていくなど、居住ブロック内を行き来しており、地域のアイドルとして親しまれていた。しかし7月に入り、これまで通っていた民家に姿を見せなくなり、近隣住民から心配の声が上がっていたという。
その後、飼い主とみられる住民が諸事情で不在に。池上さんは「シロちゃんを探しています」とのチラシを作成し、近隣住民と捜索。その直後、チラシを見た住民からの連絡で、猫は動物愛護センターにいることが判明。猫は別のブロック内にあるマンションでうずくまって震えていたところを発見され、管理人や保健所を通じて動物愛護センターで保護されたのだった。
地域に猫が戻り、「たった8枚だけ作ったチラシで見つかったなんて、奇跡。地域の連携で見つかったことも嬉しいし、シロちゃんが無事だったことも嬉しい」と、池上さん。ほかの住民から安堵の声もあったという。
もともと捨て猫や野良猫などを預かる、保護猫ボランティアの活動を行っている池上さん。猫は姿を見せない間に腎不全になっており介護が必要な状態に。現在、猫を預かりながら介護を続ける。「シロちゃんは具合が悪くても一生懸命毛づくろいしたり、食べ物を食べようとしたりしているので元気になると思う」と話す。
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>