市立あざみ野第一小学校(山本佐知子校長)は11月2日と9日、小学5、6年生を対象に「サイバー犯罪防止教室」を行った。
同授業はコロナ禍でインターネットを使う機会が増えたことを受け、「中学生になる前に正しい知識を」と同校では初めて行ったもの。
授業は神奈川県警のサイバー犯罪捜査課と県立藤沢工科高校ボランティア部の生徒9人が連携して実施。生徒らは児童にも分かりやすいスライドを作成し、コミュニケーションアプリや動画投稿サイトの使い方を誤るといじめや犯罪になりうることを身近な事例を交えながら説明。「スマートフォンは便利だが、他人を傷つける道具にもなる。また安易に個人情報も教えないように」と呼び掛けた。
生徒らは時折児童に質問を投げ掛けたり、所々で寸劇を挟むなど工夫しながら授業を行い、児童も楽しみながらも真剣に聞いていた。
授業を受けた児童は「かながわサイバーキッズ隊隊員」であることが示され、県警担当者は「サイバー社会で大切な力を身に付け、普段の生活から気を付けて」と呼び掛けた。
参加した児童は「実際の事例があり分かりやすかった」「インターネット犯罪を起こさないようスマートフォンを持った時に家族と使い方を考えたい」と話していた。
授業を行った同部副部長の柏木瑞貴さん(3年)は「小学生に聞いてもらうため、飽きずに楽しめる工夫をした。とてもいい経験になり、今後の活動にも生かしていきたい」と話した。
山本校長は「歳の近い高校生が授業を行うことでより身近に感じてもらえたと思う。自分で気を付けることはもちろん、今回学んだことを友達や家族に広げていってもらえたら」と話していた。
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