しらとり台の神鳥前川(しとどまえかわ)神社で4月25日、人形などに別れを告げる人形祭が行われた=写真。
大切にしてきた人形には魂が宿ると同神社。今年は郵送なども含め、400件の申込があったという。当日は雛人形や五月人形、ぬいぐるみを丁寧に祓い清めた後、神職が形代(かたしろ)の紙に「みたま」を移し、焚き上げた。
参拝に訪れた恩田町在住の夫婦は、子どもが20歳になるまで飾り、その後20年間しまい続けていた雛人形を整理。思い出のつまった人形を手放すか数年悩んだが、「自分に何かあったら」との不安と40年という節目に依頼することを決めた。夫婦は「さびしい」と話しながら「ほっとした」と安堵の表情だった。
同神社の豊浦崇男宮司は「長く身の回りに置いた人形は家族の一員。心を癒してくれた人形をきちんと供養することは大切なこと」と話していた。
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