地域の課題に対し、解決策となるマイプランを考え、発表する青葉みらいづくり大学校2023の卒業式が1月20日、青葉区役所で行われた。
連合自治会町内会長から推薦を受けた区民が受講生となり、参加した同大学校。昨年10月から活動事例を学び、グループワークを経て各々が考える地域の課題の解決策を練ってきた。卒業式当日は連合会長らが大勢集まる中、7人がマイプランを披露した。
最初に発表したのはアルファード商店会(東急ドエル市ヶ尾プラーザビル1階)の原口良胤さん。高齢化が進むビルの住民らが集う場「コア」を空テナントに作る計画を語った。
小田急学園奈良自治会の石橋千鶴子会長は自治会の魅力を伝え、多世代交流もできるさくら祭りを計画。さくら餅や備蓄食品を提供するという。
横浜市ヶ尾郵便局で局長を務めている中尾雄一さんは「来て見て楽しい郵便局」を考案。地域に関するクイズを考え局内に掲出する案を語った。
すすき野地区保健活動推進員会の佐藤由佳会長は地域のつながりから健康づくりにつなげていく場所「すすきのさんち」を作りたいと話した。
あかね台二丁目自治会の新野正智さんは地域の中高生が高齢者にLINEなどスマートフォンの使い方を教える世代を超えた寺子屋を企画。
コスモ青葉台コートフォルム自治会の林充さんは独居・高齢者世帯への対応として、独自イベントによる自主的な交流機会の創出を語った。
禅当寺自治会の平野真理子会長(プラン発表は欠席)は自治会50周年を機に従来からある「花見の会」を見直し、子どもから高齢者まで全員参加型のイベントにリニューアルを検討するとした。
各プランは区もバックアップしながら具体化に向けて取り組んでいく。発表を受け、大学校の学長で、区連合自治会長会の関根宏一会長は「それぞれが作成したマイプランで新たな地域活動の一歩を踏み出すことを祈ります」とあいさつ。受講生の原口さんは「(受講して)多くの人が地域活動を行っていることを知り驚いた。自分も地域の事を考える機会になった」と振り返っていた。
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