あざみ野駅 東側交差点付近 増える早渕川沿いの違法駐輪 両岸あわせ150台以上が慢性化
あざみ野駅東側交差点(ルームズ大正堂前)付近を流れる早渕川沿いでは、自転車やバイクの違法駐輪・駐車が慢性化し、近隣住民の通行を妨げるほか、近隣保育園児の散歩にも支障をきたしている。
問題となっている場所は、あざみ野駅東側交差点付近を流れる早渕川沿いの河川管理用通路だ。両岸合わせて150台以上の自転車やバイクが、慢性的に止まっている。
市内の放置自転車の撤去などを管理するのは、横浜市道路局交通安全・放置自転車課。青葉区は駐輪・駐車禁止のステッカーなどを自転車などに貼ることでサポートする。一方、違法駐輪が増えている早渕川沿いは、神奈川県の用地のため県横浜川崎治水事務所が管理している。そのため、市放置自転車課があざみ野駅周辺で月4回程度行っている撤去作業は、この早渕川沿いでは行われていない。「放置自転車禁止区域なのですが、通路を管理しているのが神奈川県横浜川崎治水事務所になっている。現在、撤去出来るように調整を進めている最中」と市担当者は話す。
区の注意にも止まらぬ駐輪・駐車
青葉区役所地域振興課では、今年のゴールデンウイーク前後に駐輪・駐車禁止のステッカーを違反自転車に貼り付け、注意を喚起。また、工事用の赤いコーンと柵で禁止区域を示すものの、依然として駐輪・駐車は増え続けている。
周辺駐輪場は満車状態 1000人以上がキャンセル待ち
あざみ野駅周辺の大型駐輪場には、市営のあざみ野駅自転車駐車場(収容台数150台)とあざみ野駅第2自転車駐車場(収容台数・自転車/140台、バイク/110台)、私営のあざみ野有料駐輪場(収容台数・自転車/約900台、バイク/約400台)がある。 どの駐輪場も月極めの利用者はキャンセル待ちの状況。キャンセル待ち人数は、現在1000人を超える数になっている。私営駐輪場の担当者によると「3月や4月頃は引越しなどで比較的動きはありますが、基本的に月極めは1〜2年待ちの状況になっています」と現況を話す。
早渕川沿いに駐輪した男性は「周辺駐輪場はキャンセル待ちの状況。どこにも止める場所がないので、ここに止めている」と困った様子を見せる。
また、放置自転車課の担当者は「今の所、駐輪場の用地について具体的な話はない」としている。
今後の対策は?
河川管理用通路を管理している神奈川県横浜川崎治水事務所では、今年5月に警告文を書いたステッカーを違反自転車に貼り付け注意を呼びかけた。
区役所地域振興課の担当者によると「今後も違法駐輪・駐車が改善されないようであれば、最終的には撤去作業を行って行きたい」と話す。
地元、新石川中村自治会の金子吉雄会長は「震災以降、駐輪が酷くなってきた。住民の安全のために、どうにか撤去してもらいたい」と話している。
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