横浜美術大学(春山文典学長・鴨志田町)の阿部友紀子さん(ビジュアルデザイン領域・4年)が今月鴨志田町に開所したデイサービス施設『ちろりん村』(グッドタイムグループ・本部福岡県)のロゴマークを制作した。
今回の取り組みは「世代を超えて地域と関わる」ことを目的にグッドタイムグループが横浜美術大学へロゴのデザインを依頼したもの。同大学が7月にデザイン案を校内で募集し、応募があった5作品から阿部さんの作品が選ばれた。
ちろりん村は「町内の縁側的デイサービス」をコンセプトに、住宅を改修した小規模デイサービス施設。阿部さんは、萱葺き屋根や縁側、高度経済成長期をイメージしたアンテナを盛り込み、利用者世代が親しみを持てるものに仕上げた。
阿部さんは「施設のキャッチフレーズを見たとき、自分の画風が生かせると思い応募した。自分の作品が社会で使用され、今後の自信になる」と喜びを話す。また、同社の古賀悠太さんは「ホッとできるデザインが施設のコンセプトと合った。スタッフからの評判もよく、早くも施設の顔になっている」と話した。ロゴは名刺やパンフレット、送迎バスに使用され、今後、福岡や仙台に開所予定の同施設でも使用される。
同社は九州や関東32カ所で福祉施設を展開。今年2月に開所した区内奈良町の介護老人福祉施設では、同大学の学生らの作品を館内に展示するなどの取り組みを行っている。
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