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青葉区版 公開:2012年2月9日 エリアトップへ

2011年振り込め詐欺 件数2倍、被害額は約3倍 現金の手渡し被害が急増

公開:2012年2月9日

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 青葉警察署(塚原和也署長)はこのほど、2011年(1月〜12月)の振り込め詐欺発生状況を発表した。同署管内の発生件数は44件、被害総額は約1億1460万円となった。

 この数値は2010年(1月〜12月)の発生状況(21件・被害総額約3860万)と比較すると件数はプラス23件(2・09倍)、被害総額はプラス約7600万(2・96倍)と件数・被害額ともに増加。

 手口は従来のATMや窓口による振込み型が25件と一番多い。ただ、犯人グループに現金を手渡しする手交付型が18件と、2010年の6件から3倍増と急激に増えている。

 神奈川県警警察本部によると2011年に発生した県内の振り込め詐欺認知件数は846件(被害総額約19億2600万)。2010年の発生状況(780件・被害総額約11億2000万)と比較すると件数はプラス66件(1・08倍)、被害総額はプラス8億600万(1・71倍)となった。

 青葉署管内の件数・被害額の増加率は、県全体の数値と比較しても高い数値を示している。

様々な対応で振り込めを抑止

 同署では「金融機関を振り込め詐欺の最後の砦」と位置し、区内の金融機関と連携を図っている。振り込め詐欺の抑止力を強化しようと、金融機関で働く職員を対象に「振り込め詐欺防犯指導員制度」を導入。警察のロゴマークが入った指導員証を見せ、声かけ運動などを行っている。2月6日現在、46金融機関に55人の指導員が振り込め抑止のために尽力している。「(振り込め詐欺の)被害者は、なかなか普通の人の話を聞いてくれません。警察から委託されている指導員が声かけすることで騙されていることに気付くケースもあります。まだ指導員のいない金融機関は是非協力をして欲しい」と同署担当者は話している。

 さらに同署では「留守番電話大作戦」を実施。在宅時でも留守番電話にすることで、振り込め詐欺の犯人と話をせずに済むため、高齢者宅を中心に実施を呼びかけている。「息子や孫になりすまし『携帯電話番号が変わった』と電話があったら以前の番号に必ず確認の電話をしてください」と同署担当者は話す。
 

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