藤が丘・あざみ野 商店会街灯がLED化 老朽化や節電対策に
藤が丘商店会(佐々木恵美子会長)とあざみ野商店会協同組合(西谷和夫代表理事)は、商店会が管理運営する全街路灯のLED化を行っている。区内商店会街路灯がLED化されるのは今回初めて。
傘部分を一斉取り換え
藤が丘商店会の改修工事は街路灯の老朽化により、5年前から計画されていた。街路灯のLED化を積極的に進めてきた前会長の金子治史さんは「老朽化した街路灯は危険物。昨年の東日本大震災で、転倒、落下などの危機感が更に募った」と話す。
改修工事を行うのは同商店会が管理する75基。支柱は残し、傘部分を取り換える。総工費1260万円のうち、県と市から合わせて860万円の補助を受ける。使用するLED電球の消費電力は1基55ワット。従来の3分の1程度に抑えられ、年間70万円の電気代も同様に3分の1になる見込みだ。
佐々木会長は「ハード面の整備で安全に利用してもらえる。明るい商店会で繁盛していくことに期待したい」と話している。
電球のみ交換
あざみ野商店会協同組合の街路灯LED化は、節電計画の一環として取り組んでいるもの。同商店会が管理する街路灯は136基。街路灯自体の改修は行わず、電球のみをLEDに交換する。
これまで年間で約135万円掛かっている電気代は、電気料金の値上げ後、約160万円になるという試算が出ていた。一方、LED化後の電気料金は、これまでの4割になるという見込みもあり、工事に踏み切った。「3・11以降、節電を考える中、街路灯のLED化に取り組むことになりました」と西谷代表理事は話す。
なお、同商店会の街路灯は、市などが行う助成対象となっていないため、すべて自費での工事となる。
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