市立小中学校に通う児童・生徒らが参加し、いじめ問題について議論する「横浜子ども会議」の第1回目が6月12日、市内各地で行われた。青葉区では山内小学校(䑓野(だいの)啓司校長)を会場に、区内各校の児童・生徒代表が参加。各校の現状など、意見交換を行った。
横浜子ども会議は、いじめ根絶に向けた市の新事業。子どもたちが主体となって会議に参加し、子どもたち自身で課題解決に取り組んでいく。第1回の会議は区単位で実施。7月に行われる第2回の地域別会議を経て、8月に全体会議を開催。そこで全校に向け発信する「アピール文」の採択が行われる。
「学校を楽しくしたい」
山内小学校で行われた第1回会議には、青葉区内各小・中学校から43人が参加。11グループに分かれ、「自分のクラスの現状」「学校での人間関係について」など、それぞれの意見を出し合った。また、今後の会議に向け「互いに理解し合える人間関係」「楽しいと心から言える学校」など、各グループで話し合っていくテーマを決めた。参加児童は「いじめを時々ニュースで見かけ、どうにかしたいと思った。自分の学校が楽しくなるようにしたい」と話した。また、市教育委員会の谷石宏之さんは「会議に参加する各校の代表は、立候補でなった人も多いです。(積極的な姿勢は)とても喜ばしい」と話す。
次回の地域別の会議には青葉区のほか、緑区・都筑区・港北区の代表が参加。今回決めたテーマに沿い、区を越えていじめ問題の解決に取り組む。
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