奈良町在住の桑村美里(くわむらみさと)さん(相模女子大学高等部・新体操部3年=人物風土記で紹介)が、3月に岐阜県で行われた「第29回全国高等学校新体操選抜大会」で女子個人総合優勝を果たした。全国での1位は桑村さん自身、また新体操部でも初の快挙。
フープ、ボール、クラブ、リボンの4種目の総合で競われる同競技。実力ある選手が拮抗する中「満足のいく出来だった」というフープで14・200点をとり1位となったほか、ボールで2位、クラブとリボンで3位とすべて上位に入賞。4種目計54・800点で個人総合優勝を勝ち取った。「特にフープでは、挑戦した技が成功したのが良かった。驚きと喜びと半分ずつくらいです」と桑村さん。同部顧問の三箇山明希(みかやまあき)さんは「いつも大会に付き添っているが、見るたびに変化し上達していて驚いています。一緒になって喜びを分かち合いました」と振り返った。
2大会で準優勝
桑村さんは5月30日から第12回全日本新体操ユースチャンピオンシップに、6月8日・9日には関東高等学校新体操大会に出場、いずれも準優勝を果たした。桑村さんは「ユースの反省を生かし、リベンジする気持ちで関東大会に臨んだ。課題も見つかったが大きな試合を乗り切れて、自信になった」と振り返る。来週末に控えるインターハイ予選に向け「(競技種目の)フープとボール両方の演技をやりきって、結果も内容も満足できるようにしたい」と闘志を燃やす。
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