第38回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会が8月22日から5日間、東京都で行われ、鉄町の横浜サクラスイミングスクールに所属する3人がメダルを手にした。各々が次の目標に向け、日々練習を積んでいる。
18歳以下の選手が出場し、日本一を競う同大会。競技は年齢区分別で行われ、齋藤杏さん(10)が女子200m個人メドレーで2位、居相良介さん(17)が男子200mバタフライで3位、金子喜恵さん(18)が女子200mバタフライで3位に輝いた。
齋藤さんは鴨志田第一小学校の4年生で、個人メドレーではバタフライと背泳ぎ、平泳ぎ、クロール50mずつを2分32秒48で泳いだ。3歳から水泳を習い、練習では1日3千mを泳ぐという。「大会出場は3回目だが、これまで決勝に残れなかったので嬉しい」と笑顔を見せる。来年の同春季大会では「いずれかの種目で優勝したい」と話す。
バタフライで1分57秒92を記録した居相さんは、桜台在住の高校2年生。一昨年の同春季大会では、200mバタフライで優勝し、「13〜14歳男子優秀選手賞」にも選ばれている。今大会では、50m以降から力を発揮する戦術で臨み、功を奏した。「自分の泳ぎたいペースを体に染み込ませることができた。さらにスピードを磨き、東京五輪を念頭に場の雰囲気を学ぶため、来年4月の五輪選考会決勝の舞台を目指したい」
金子さんは今大会で2分12秒77を記録。町田市在住の高校3年生で、昨年同クラブに移籍した。練習では1日6、7千mを泳ぎ、「長距離を泳ぐことで、体力も自信もついた。強い気持ちでレースに臨めるようになり、メダルにもつながった」と分析する。「10月の大会で、高3のナショナル標準記録を狙いたいので、スピードと持久力をさらにつけたい」と気を引き締める。
カギは練習量
これまでも全国大会優勝者や上位入賞者を出してきた同クラブ。居相さんと金子さんを指導する堀越正之コーチは「練習量がかなり多いことや、心肺機能を向上させる練習に力を入れるなど、体が成長してからタイムが伸びるよう練習していることも結果につながっているのでは」と語った。
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