青葉警察署の署員が、6月30日に神奈川県警察本部射撃場で行われた「神奈川県警察拳銃射撃競技大会」に出場し、団体の部で優勝を果たした。また、個人の部でも交通課の袴田和希さんが初優勝を飾った。
同大会は射撃訓練の成果を確認し、実践的な技能の向上を図る目的で開催されており、今年で61回目。団体の部は、警察署の規模ごとに出場者が5人(A組)、4人(B組)、3人(C組)と分けて行われている。青葉署はB組に出場し、18チームの中で見事に優勝を勝ち取った。青葉署の優勝は2007年以来10年ぶり。
大会には署の中でも射撃を得意とする袴田さんのほか、生活安全課の久下(くげ)由香里さん、刑事課の中村淳さん、中村豪志(たけし)さんの選抜メンバー4人が出場。4人で600点中555点を獲得した。2位の保土ケ谷警察署とは1点差という接戦だった。
初めての参加だったという久下さんは、「とても緊張したが、練習の成果が最も良い形で出せてうれしい。来年も優勝を目指したい」と語った。
「区民の安全を守る」
区長に優勝を報告
射撃大会で優勝した青葉署の4人は空撃ち練習を約1カ月間行ってきたという。
大会は腰の高さから中腰で狙う「腰撃ち」、片膝をついて狙う「膝撃ち」、肩の高さから狙う「高撃ち」の3種類の撃ち方で合計点数を競った。的までの距離は腰撃ちが10m、膝撃ち、高撃ちは15m。例えば、高撃ちでは直径26cmの丸い形の的を狙う。
中村淳さんは「多くの人の協力があったからこそ、練習にしっかりと取り組めた」と振り返った。また、中村豪志さんは「これからも努力を重ね、区民が安心して暮らせるまちになるようにしたい」と今後の抱負を語った。
袴田さんが最高点
また、個人の部では、袴田和希さんが150点中148点を獲得し、約180人の署員で最も点数が高い結果となった。袴田さんは「チームで練習を頑張ってきたからこそ、個人でも最高点を取れた。しっかりと区民の皆さんを守れるようにこれからも努力していきたい」と語った。
大会後の7月10日には、優勝報告のため、小池恭一青葉区長を表敬訪問した。小池区長は「本当に素晴らしい成果。来年、連覇できるように引き続き頑張ってほしい」とエールを送った。また、山本哲治署長は「通常の仕事も行いながら、大会へ向けて練習し、団体の部、個人の部の両部門で、優勝を果たしたのは努力の賜物。本当に誇らしいことだ」と喜びを語った。
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