新型コロナウイルスの流行で学校生活も大きな影響を受けた今年度。3月11日には区内各中学校で卒業式が行われ、山内中学校では式典を終えた卒業生が「未来への思いを空へ飛ばそう」とバルーンリリースを実施した。
この日、同校で卒業を迎えたのは255人。晴れやかな表情の生徒たちが一斉に色とりどりの風船を空に放った=左写真。一方、在校生は感染防止の観点から式典に出席できないため、今年は人文字のサプライズを行うなど工夫を凝らして門出を祝った。
同校では3年生の京都への修学旅行をコロナ禍で昨年6月から今年2月に延期したが、1月に2度目の緊急事態宣言が発出。1年前から事前学習を進めてきた生徒のため、解除後に行けるよう教職員らが最後まで実施を模索していたが宣言期間が延長され叶わなかった。一方、文化祭ではステージ発表を映像制作に代えて取り組むなどできる限り行事を行ってきたという。
式典当日、生徒会長の荒井美咲さんは「別れの言葉」で、我慢という言葉を知ったこと、活躍の場がなくなり悔しさを抱えつつも工夫しながら出来ることを精一杯やったこと、それが自信につながったという思いを、生徒を代表し伝えた。鬼丸玲子副校長は「皆さんとても立派に頑張った。自分、仲間、つながりを大切に一生懸命生きてほしい」と言葉を贈った。
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