県立あおば支援学校高等部2年生2人が10月18日から5日間、キャリア教育の一環として桐蔭学園で現場実習を行った。
これは生徒が社会に出る前にどの職業が自分に向いているか、適性を考えるために実施している授業。2020年の同支援学校開校以来、相互に協力していた桐蔭学園が受け入れて実現した。生徒2人は桐蔭学園内で美化活動全般に従事し、校内に植えつける花の苗づくりや花壇の維持に携わったほか、校外の清掃活動などに取り組んだ。
生徒2人は「ポットに土を入れるのが難しかった。花がきれいに咲いたらいいな」「将来は清掃などの仕事をしたい。道がきれいになるとうれしい」と各々感想を語った。
同支援学校の横澤孝泰校長は、生徒の障害や適性はさまざまであることを踏まえ、多業種の実習先が増えることが重要との考えを示し、桐蔭学園の受け入れに感謝を語った。また、現在10カ所程度の実習先を今後さらに増やしていきたいという。その上で「学校としては地域に出て、障害のある生徒と触れ合ってもらう機会を作りたい。そして、生徒が社会にどう貢献できるか、探っていければ」と話した。一方、桐蔭学園の溝上慎一理事長は、同支援学校の生徒の自立と社会参加に向けて協力していく旨を説明しながら、「障害のある人を受け入れていく社会をどう作るか、桐蔭学園として考えていくきっかけにしたい」と語っていた。
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