奈良地区で建築資材を取り扱う(株)金子建材(金子晃代表)の高さ10mの生コンプラントが7月23日、大地震に備えて解体された=写真。こどもの国駅そばに立つ円柱の”まちのシンボル”の取り壊しに、地域住民からは惜しむ声が上がっている。
1973年に設置された生コンプラントは、老朽化のため倒壊の恐れがあったという。金子代表は「6月の大阪北部地震での女児死亡事故を受け、取り壊すことに決めた」と経緯を語り、生コン部門も閉鎖したという。解体に伴いプラントのあった450平方メートルの敷地は更地となり、道路に面する高さ1・8mのキャラクターが描かれたコンクリート塀も撤去。近隣に住む男性は「殺風景になったね」と寂しそうに語った。金子代表は「塀を見てキャラクターが見られないと落胆する子どもも多いが、安全には代えられない」と話す。
一方、同社の建材部門は引き続き営業していくという。
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