緑区版 掲載号:2012年3月22日号
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中山杉山神社へ水琴窟を寄贈した(有)岩間造園社長 岩間 一夫さん 中山町在住 67歳

培った技で地元へ恩返し

 ○…自身が氏子会会員でもある中山杉山神社の境内改修工事を担当。14日に行われた竣工式で日本庭園の装飾の一つである水琴窟を寄贈した。地中に埋められた甕の中に水滴が落ちることで独特の音色を響かせる。家業の庭師としての立場から「生まれ育った地元中山に恩返しがしたかった。少しでも参拝者の気持ちが安らいで、親睦の輪が広まれば」という思いだ。

 ○…実家は、明治時代に植木屋として創業し、自身で4代目となる。「『将来は植木屋になりなさい』と祖母からよく言われていました」と、幼少期を振り返る。小学6年の頃には、依頼主と顔を会わせる仕事がしたいという思いから「庭師になりたい」と心に決めていた。18歳の時には、庭師の世界では、”昭和の名人”と言われた小島佐一氏に弟子入り。10年間京都で技術を磨いた。現在では、三渓園や日本藝術院の改修工事も手掛けているほか、六本木ヒルズ内に設置されている池の護岸工事などを手掛けた実績を持つ。

 ○…地元の中山小・中山中を卒業。「ガキ大将でしたよ」。当時、自宅周辺は谷戸で、小川や水田が広がる自然環境で育った。県内を中心に、時には中国などへ飛び回る多忙な日々を送りながら、40代の時に地元の消防団に入団。一昨年には、永年勤続20年の表彰も受けた。「地域の防災の一助になれば」との思いだ。また、毎年氏子会が主催する中山杉山神社祭りでは、お囃子を引くドライバーを約10年務めている。

 ○…2人の息子は農大を卒業し、一緒に仕事をしていたが、現在は別の道へ。「2歳になる孫がいるので、庭師の道に進んでくれるかな」と期待を寄せる表情は優しいおじいちゃんの顔。現在は、古くからのわび・さびの要素も残しながら、現代の風土に合う西洋の庭園との融合にも取り組んでいる。その一方で「日本の良き文化を後世に伝えていかなければ」と使命感に燃えている。
 

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