緑区版 掲載号:2016年8月25日号 エリアトップへ

横浜市緑消防団団長に就任した 岡部 一郎さん 長津田町在住 70歳

掲載号:2016年8月25日号

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「自助」から始まる防火

 ○…「火災が起きた時、まずやるべきことは”自分を守ること”」と声に力を込める。現在300人以上が所属する緑消防団の団長として、団員には常に危機感をもって消防の任に就くよう指導している。「自分が万全の状態じゃないと、人助けなんてままならない。消防団員にだって家族がいるんだから、自分を守ってから他人を守ってほしい」と吐露する。

 ○…34年前、近所の人に誘われて消防団に加入した。都内に勤めていたこともあり、地元での活動に最初はあまり乗り気ではなかったと振り返るが、大きな火災現場を何度も目の当たりにするうちに「自分の育った街は自分の手で守りたい」という思いが自然と芽生えていった。20年以上前、近所の空き地で大きな火災が起き1カ月以上燻り続けた時や、大きな空き家の消火活動にあたった時は「どうすればいいかわからず、頭が真っ白になった。とにかく被害が大きくならないよう尽力した」と当時の心境を語る。

 ○…江戸時代から先祖代々長津田で農家を営んでいる。今も米や野菜を育てており、「今年もトウモロコシなどいい夏野菜が採れた」と笑みを見せる。「米さえあれば、災害が起きてもなんとか生きていける。これも大事な”自助”なんです」。休みの日は、一緒に暮らす孫と遊ぶのがなによりの楽しみ。「この子たちが安全に育つためにも消防団長として、しっかり街を守っていかねば」と思いを語る。

 ○…「消防団が出動する機会なんてないに越したことはない。任期中は何事も起きなければいいな」と本音をポロリ。消防団長は災害時に全体の采配を握る責任の大きな役職。長年の防災に関する経験と街の詳細な知識を生かし、区内の安全を守っていく。「団長と同じ目線で指示を出し、状況を判断してくれる後進を育てていきたい。その為に、新規団員の募集にも力を入れ、広く受けいれていきたい」と抱負を語った。

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