神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2018年5月17日 エリアトップへ

市民団体「FlatVillage」の代表を務める 阿久津 真美さん 十日市場町在住 47歳

公開:2018年5月17日

  • LINE
  • hatena

「手話はフラット(対等)な言語」

 ○…3年前、市民団体「FlatVillage(フラットビレッジ)」を立ち上げ、新治里山公園内の「つどいの家」で、手話と編み物を楽しむ場づくりに取り組む。手話通訳として働く中で、ろう者と聴者が自然なかたちで交流できる機会の必要性を感じていた。趣味として自身が幼い頃に夢中になった“編み物”をきっかけに、自然な交流が生まれる空間を生み出したいという。「編み物は、編み方を教え合ううちに自然と会話が生まれる。外国語に触れるのと同じように、手話が誰かを助けてあげるためのものではなく、ひとつの言語として捉えられる空気を作れたら」と目を輝かせる。

 ○…東京都出身。ハンドボールに汗を流した高校時代。高校3年の夏にサマーキャンプで米国へ。乗馬やカヌーなど、様々な活動を通じて現地の人と関わった。「英語でコミュニケーションをすることの難しさを思い知った」と振り返る。この経験が転機となり、英語の専門学校へ進学。その後、さらに英語を学びたいと単身で米国へと渡った。そこで、出会ったのが「アメリカ手話」。流れるような手話の動きに魅了され、米国で学ぶことを決意。帰国後、ろう者を助けるための手話という日本の認識に強いギャップを感じた。「弱者のように扱われるろう者。本来、ろう者も聴者も対等な関係であるはず」。自ら立ち上げた市民団体の名前に「フラット(対等)」という単語を入れたのも、そんな思いからだ。

 ○…4人家族。空手やシンクロナイズドスイミングを習う子どもに帯同し、休日も忙しい。今でも、米国にいた頃やろう者の友人など、自宅にも様々な人が来るという。「自然と子どもも接し方を学んでいる。色んな人と触れ合って、自分の人生を歩んでほしい」と優しい母親の顔を見せた。

緑区版の人物風土記最新6

折出 侑(おりで ゆう)さん

3月20日「みんなで『e―スポーツ』体験」をみどりーむで初開催する「サブカル部ラジオ局!」の代表を務める

折出 侑(おりで ゆう)さん

十日市場町在住 35歳

3月14日

阿部 好成さん

3月22日、区内の「ぷらっとkiricafe」での車座トークで講師を務める

阿部 好成さん

霧が丘在住 87歳

3月7日

小田野 直子さん

3月19日にみどりアートパークで、自身初のピアノソロリサイタルを開催する

小田野 直子さん

中山在住 30歳

2月29日

平本 誠さん

緑公会堂で2月25日に開かれる「お囃子体験講座」で講師を務める寺山囃子保存会会長の

平本 誠さん

寺山町在住 58歳

2月22日

端村 良幸さん

ちょっと先生として活動し、3月の「みどりーむまつり」で館内をバルーンアートで装飾する

端村 良幸さん

東本郷在住 72歳

2月15日

小市 亮二(こいち りょうじ)さん

2月23日の緑区・文化芸術体験ワークショップで講師を務める

小市 亮二(こいち りょうじ)さん

中山在住 44歳

2月8日

開業23年 十日市場町の歯医者 みどり歯科医院

安心の保険診療が中心です。車椅子のまま乗降可能な専用車での無料送迎にも対応しています。

https://midoridc.net/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook