19日、20日に茨城県で行われるウエイトリフティングの関東大会に77kg級で出場する 沖山 一輝さん 星槎学園高等部北斗校 1年
強い自信胸に挑む
○…12月に行われた県大会ではスナッチとクリーン&ジャーク2種目の合計で2位に入り関東大会出場を決めた。「関東では全ての試技を成功させて今度こそ1位になる」。県大会の試技を終えた直後には、悔しい気持ちをグッと抑えて次の舞台での勝利に目を向けた。「自己ベスト182kgの更新を目指します」と、2日後に迫った大会への意気込みを語る。
○…小学生の時は水泳教室で基礎体力を身に付けた。中学に上がり、競技経験のある友人の父に「向いている体だからやってみないか」と声を掛けられたのが始めたきっかけとなった。「自分の体格が良いと思ったことはなかったので驚きました」。初めて持ち上げた10kgのシャフトは重く感じたが、コツコツと練習に励み、中2から1年で記録を20kg以上更新。中3で全国2位に入る実力を身につけた。「練習を積み重ねる事で、全てが自信につながっています」と力強く語る。
○…通学は片道約1時間半。自宅がある都内の小学校を卒業後、十日市場町の星槎学園に入学した。学校に部活はないため、東京のクラブに所属し週5日トレーニングをこなす日々が続いている。「競技を始める前は少し引っ込み思案な面もありましたが積極的になったと思う」と話すように、記録を伸ばすごとに成長を感じてきた。だからこそ、競技を通じて出会った人や支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れない。今では自他共に認める明るい性格で、周りに笑顔を振りまく存在に。積極的になれたからこそ、学校生活の中でも「地域とのかかわりを持っていきたい」と笑顔で話す。
○…今後の目標は、インターハイで活躍して学校に部活を作ること。また、五輪で一番高い表彰台に上がることを夢見ている。「自分が活躍することが、応援してくれる人への恩返しになると思います」。したたかな闘志と自信を胸に秘め、今日もシャフトを握る。
|
|
|
|
|
|