横浜みどりライオンズクラブの会長に就任した 河原 久男さん 長津田在住 59歳
「明るく楽しい奉仕」目指す
○…７月から横浜みどりライオンズクラブの会長として新たなスタートを切った。会がこれまで行ってきた献血活動や盲導犬育成運動、薬物乱用防止への取り組み、エコキャップ運動などをしっかりと引き継ぎ、地域のために出来ることを積み重ねていきたいと考える。「継続は力なり。歴代メンバーが培ってきたこの取り組みを未来へつなげていきたい。メンバー同士、明るく楽しい奉仕活動を展開できれば」
○…１９５５年、創業１００年を超える長津田の老舗和菓子店「かわはら」の３代目として生まれる。伝統を受け継ぎ、時代にあった形へと昇華させていく３代目としての使命には多くの決断と試行錯誤が伴った。自店で小豆から餡子を造る決断をしたのもそのひとつ。「手間をかけてもオリジナルの味を」と踏み切った決断が、個人店淘汰の時代を生き抜く武器になった。小豆の状態から完成まで実に５日をかけて練り上げられる羊羹を年末には半額で提供する。「うちの味を一人でも多くの人に知ってもらいたい。美味しいって言ってもらえた時がやはり一番嬉しいからね」
○…生まれ育った長津田南口の移り変わりをずっと一緒に見てきた仲間はかけがえのない存在。商店や地元企業の後継者として地域を見守る”幼馴染”と酒を酌み交わす時間は宝物だ。「みんな幼少の頃からの付き合いだからね。他愛のない話でも、やはり楽しいし、必要な時間だと思うね」ととびきりの笑顔になる。
○…ライオンズの会長のほかにも、緑区食品衛生協会の役員や長津田商店街協同組合の専務理事、緑和睦相談役など多くの要職に就く。多忙な日々を支えるのは「やはり長津田が好き。長津田を魅力ある街へと盛り上げていければ」という思いだ。「商売も地域活性も奉仕活動も、人と人の繋がりを大切にしていきたい。皆でアイデアを出し合って、魅力ある街を発信していければ」
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