10月24・25日に行われる「秋桜祭」の実行委員長を務める 岸 紫緒里さん 横浜創英大学(三保町)2年
「伝統つくるワクワク」胸に
○…「ここから大学の長い歴史が始まると思うと楽しみ。立ち会えることに感謝です。うまく後輩にバトンを渡したい」。開学から4年を迎え、全学年が揃っての学園祭のかじ取りを任された。まだ2年生ながら、実行委員会の仕事は昨年体験済み。学校行事に携わりたいと1年生で実行委員会に入った体験が、今になって活きてきた。「昨年の反省点もしっかり踏まえて、充実したイベントにしたい。秋桜祭は学生と地域のための祭なので」と意気込む。
○…幼稚園の時、心から信頼できる先生に出会ったことがきっかけで、自らも幼稚園教諭を目指すようになった。「大学進学を機に先生に挨拶に行くと、私が同じ道を志している事を心から喜んでくれた」。記憶の中の優しい先生が、今度は同じ道を行く先輩としてアドバイスをしてくれたことが嬉しかった。「大変な事もあるけれど、頑張りなさいと言ってくれた。あの言葉があるから今頑張れるんです」。子どもの心を扱う難しさに直面するたび、先生の言葉を思い出す。「私もいつかあんな先生になりたい」
○…子どもの頃、父親の勧めで「スポーツチャンバラ」と出会った。近所の道場に今も通い、仲間と一緒に汗を流している。全日本大会では2位の実力。大学に入ってからは後進の育成にも興味がわき、インストラクターの資格を取得した。「子どもから大人まで誰でも気軽にできる魅力あるスポーツ。沢山の子どもに教えたい」
○…学校生活はこれから実習も加わり、より実践的な学習に移っていく。「ここからが本番。机の上で学んだこと、実際に接さないと分からないこと、貪欲に吸収していきたい」。将来は障害児や児童養護施設などにも仕事の幅を広げていきたいと思っている。「子どもと言えどもひとりの人間。その大切な成長を見守っていく仕事に一生懸命取り組みたい」。夢に向かって一歩ずつ。その歩みはまだまだ始まったばかりだ。
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